水産物の総合的品質管理技術開発試験

背景・目的

 旬の水産物や水産加工品のおいしさを高いレベルで安定して消費者に届けられるようにするため、H17~21の5年間で、水産物と水産加工品の栄養成分、おいしさを総合的に管理する技術や関連機器の調査・研究・開発を行っています。

課題実施期間

 平成17~21年度

これまでの成果概要

  • 兵庫県で獲れる水産物(鮮魚、加工原料)の種類、特徴、旬(おいしさ)、栄養成分などについて現状調査、成分分析試験を行ってます。
  • 兵庫県でつくられている水産加工品の種類、特徴、おいしさ、栄養成分、加工方法などについて現状調査、成分分析試験を行っています。
  • 漁業者、水産加工業者、食品関連企業などと連携して、加工・流通・保蔵中の品質管理技術の開発(外観、色、味、食感などの品質向上と鮮度・品質保持)を行っています。
  • シーフードショーや食品工業展などを通じ、加工工程中の品質管理技術及び関連機器の調査を行っています。
  • 今後、各地の県民局、農林水産振興事務所などと連携し、地域開放型試験研究施設を活用して研究成果の普及指導を行います。

今後の計画・成果の見込み

  • 水産物、水産加工品、加工工程中の成分分析結果は、それぞれ関連する加工・保蔵・流通管理技術開発試験や加工業者への技術指導に活用しています。
  • 展示会で入手した資料は、但馬水産技術センターの地域開放型試験研究施設(利用加工研究室)のカタログコーナーに収容し閲覧できるようになっています。
  • 魚種によって形態、大きさ、特性、加工方法が異なるため、ハタハタ以外の魚種(カレイ類、ニギス、スルメイカなど)についても同様の試験を行う予定です。