漁業調査船「たじま」業務日記

トライやるウィーク(平成20年6月5日)

実施内容と目的:
 6月2日(月)~6日(金)の間に行われた「トライやるウィーク」に、香住第一中学校より3名、小代中学校より2名の生徒が但馬水産技術センターへ来ました。このうち、5日(木)には調査船たじまの作業を手伝って、船の仕事の一部を体験してもらいました。
 午前中に翌週実施するカニ篭調査の準備として3100mのロープ積込作業、続いて船を理解してもらうために香住沖で操舵と無線交信を体験してもらいました。
 午後からはロープの結び方の一例と主機関・発電機関の起動・停止を体験してもらいました。

3100mのロープ積込

このロープはカニ篭調査用で翌週(9~13日)から実施する1連分(篭20個分)です。前後の張具合や声出し確認など、多人数で行う作業の基本的なことを実施しました。

出港中

操舵室にある多種多様な機器類の説明を行いました。写真は魚群探知機の説明中です。

操舵

舵を切った時の船の動きを体感してもらいました。

無線交信

香住漁業無線局との連絡を体験してもらいました。

午後から船の食堂にて

船長から「あげまき結び」を教わりました。なぜか船員の方が必死なのは気にしないで下さい。

主機関、起動

ボタンを押込むと圧縮空気が流れて起動するのですが、音の大きさに驚いた様子でした。

主機関、停止

ハンドルを引上げて燃料を遮断します。この時も少々特異な音がします。

発電機関

発電機用エンジンです。こちらも起動前の手動潤滑油ポンプのプライミング(ポンプをついて、潤滑油を機関各部へ行き渡らせること)から、起動・回転数の上げ下げ、停止、停止後の手動潤滑油ポンプのプライミングまでを体験してもらいました。