漁業調査船「たじま」業務日記

底びき調査(ホタルイカ)(平成20年4月22日)

調査目的:香住沖において半中層トロール網による試験操業を実施し、ホタルイカを採取して来遊状況をモニタリングすること。
調査海域:香住沖(水深235・205・175m)
使用漁具:「たじま」所有の調査用半中層トロール網(コッドエンド16節)
調査内容:調査用半中層トロール網による試験操業(3ノット、1.4マイル曳き)

水温塩分計+深度計

操業前に海洋観測を行います。今回の調査では、網に深度計を取付けて網の深度を記録するので海洋観測時に水温塩分計と一緒に海底へ降ろして基準を取ります。

深度計の付け替え

観測時水温塩分計に取付けていた深度計を投網前に網(ネットレコーダー部)へと付け替えます。ネットレコーダーという機械は網口の上部へ取付けてあり、投網後の降下状況や着底の確認などを音波を使って測った上下方向の距離を船に伝える機械です。

小さなクラゲ

今回、水深205・175mではホタルイカと共にカブトクラゲなどの小さなクラゲが多く入網していました。コッドエンドに溜まると網目を塞いで海水が抜けにくくなります。

サケガシラ

水深175mの操業で入網しました。目が大きいですよね。