漁業調査船「たじま」業務日記

沿岸定点観測・水質監視調査(平成20年4月7日)

調査日時:平成20年4月7日
調査海域:兵庫県日本海沿岸(豊岡市津居山港内から新温泉町浜坂鬼門埼にかけての沿岸海域)
調査用具:採水器・水温計・透明度板・色カード・水温塩分計
調査内容: ①表層水・海面下1mの採水と測温
②透明度・海水色測定
③水質の分析
④観測点9点での海洋観測
調査目的:水質測定計画に基づき定期的に継続して水質調査を実施し、水質の汚濁の状況を常時 監視することにより、海域の水質を保全することを目的としています。環境課の職員が乗船しました。

大型ビン

水質調査の各点とも大型のガラスビンに表層水を採取して持帰ります。

バケツを使用するのですが

ガラスビンをバケツの内にヒモで縛って直接海面に下ろします。写真は準備中でガラスビンを縛っているところです、もちろん採水時にはガラスビンのフタは外しておきます。

跳ねています

調査点移動中にイルカの群れに出会いました。しばらく遊ぶように船の周りを泳いでいました。春に何度か見る光景です。しかし夜に集魚灯をたいてイカ釣りをしている時にイルカやクジラに出くわすと大変です、せっかく集魚灯で集めたイカが逃げてしまうからです。漁師さん泣かせですよね。

南東の風

14時ころ急に風が強くなり、風速の平均で17m/s瞬間で22~23m/sという風に吹かれました。1時間程度で南東→南→南西→西と廻り込みしだいに落ちていきました。