漁業調査船「たじま」業務日記
底びき調査(ホタルイカ)(平成20年3月27日)
調査目的:香住沖において半中層トロール網による試験操業を実施し、ホタルイカを採取して来遊状況をモニタリングすること。
調査海域:香住沖(水深190・210・230m)
使用漁具:「たじま」所有の調査用半中層トロール網(ミソコ16節)
調査内容:調査用半中層トロール網による試験操業(3ノット、1.4マイル曳き)
水温・塩分観測
海域の環境を把握するため、4点の観測を行いました。
深度計
いつもの水温塩分計にくくり付けてあるのは深度計です。写真で見えているのは塩ビパイプを加工した外装の保護ケースです。観測後網のネットレコーダー(業務日記2008年1月11日分参照)にくくり付けます。そうすることにより、より正確な曳網水深や網の沈降速度等を記録します。
網底
ホタルイカを獲るための網は、袋網の目合いが16節と細かいので、ホタルイカが入網すると海水が多く溜まっていて、流れ出した海水で船員が足をとられるくらいです。
選別
この日3点でホタルイカの操業を実施した中では、一番沖(水深230m)における漁獲物の混ざり物が最も少ない状況でした。