漁業調査船「たじま」業務日記

底びき調査(オキナマコ)(平成20年1月11日)

調査目的:香住沖においてトロール網による試験操業を実施し、オキナマコを採取すること。
調査海域:香住沖(水深120・110m)
使用漁具: 「たじま」所有の調査用着底トロール網(袖先間隔20m、ミソコ8節)
調査内容:調査船着底トロール網による試験操業(3ノット、1.4マイル曳き)

ネットレコーダー

写真は、操業準備中のデッキに出ている調査用着底トロール網です。写真中央部に黒と灰色の物がありますが、これはネットレコーダーといって自身の上下位置を計測して船上に伝えてくれる器具です。この器具を網の口の上側に付けます。そうすることで海中にある網の口がどの程度上下方向に開いているのか推定できます。

網の巻揚げ作業中

網の袖にはヒトデが掛かっています。水深が浅いところで入るヒトデは沖合いのものより大きくなかなか網から外れません。

色違いのナマコ

今回の底びき調査で採取したナマコです。色が2種類あるんですね。黒色がオキナマコ、茶色はオキナマコ属の一種と考えられます。詳しくは現在調査中です。

変わった形?

エイ類の卵だそうです。