漁業調査船「たじま」業務日記
沖合定線調査(平成19年10月30日-11月1日)
総航海距離:363海里(約672km)
調査定点:18点
調査用具:水温塩分計・水温計・透明度板・ノルパックネット・採水器
調査内容: ①海底または水深500mまでの水温・塩分計測
②透明度の測定
③深層海水の採取(最も沖合の定点)
④ノルパックネットによる卵稚仔採集(沿岸寄りの7定点)
調査目的:日本海における多獲性魚類であるスルメイカ、イワシ類、マアジ、マサバ等の卵稚仔の分布状況を調査するとともに、これら魚種等の資源変動を予測するための海洋基礎情報を獲得することを目的としています。
透明な筒の中に見えるのがノルパックネットで採集したプランクトンや卵稚仔です。
ノルパックネットで採集したサンプルをビンに移し、ホルマリンで固定します。
ネットの開口部に取付けてある「ろ水計」です。これは、ネット内をどれだけ海水が通過したかを推定するための器具です。
最も沖合の定点で採水器を取付けています(光の加減で、まるで合成写真のように見えます)。時刻は午前6時11分ころで、朝焼けを前にしての作業でした。