漁業調査船「たじま」業務日記
沿岸定線調査(平成19年7月26-27日)
調査日時:平成20年4月7日
総航海距離:240海里(約444km)
調査用具:水温塩分計・水温計・透明度板・採水器
調査内容: ①海底または水深500mまでの水温・塩分計測
②透明度の測定
③深層海水の採取(最も沖合の定点)
調査目的:暖・冷水域における海況の変化を把握し、これらの情報をもとに海況変動の法則性を解析 して、主要な水産資源の漁場形成および海況予報に関わる海況の季節的・経年的変動の傾向を予測することを目的としています。
出港
7月26日朝、出港直後の海の様子です。この日はもやが発生していました。
水温・塩分の測定
水深500mまで降ろした水温塩分計を船上に回収してきたところです。
深層海水の採取
最も沖合の定点(北緯37°20′、東経134°20′)で、水温塩分計の上部に採水器を設置し、水深580m層の海水を採取しました。写真は、採水器の開口部を閉じるための錘(メッセンジャー)を落下させるところです。
海水の採取
回収した採水器から海水をサンプル瓶に取り出しているところです。