漁業調査船「たじま」業務日記

計量魚群探知機較正

年月日:平成31年4月17日

目的:
①反射強度が既知の球体(較正球)の反射強度を計測し、所定の値を示すようにするための補正値に相当する値(TRファクタ)を求める。
②トランスデューサ(送受波機)はキズ、生物や汚れの付着、あるいは経年劣化等により感度が低下するため、それを把握して補正する。

海域:香住沖(水深100~250m)

内容:較正球を竿で吊り下げて船底20mほどまで落とし、周波数38kHz、200kHz、120kHzの順に計測、収録する。

較正場所向け

魚探較正はとても正確さが求められるので波がない凪の日に行います。

較正球は1個10万円???

較正球は少しでも汚れや油分が付着していると正確な調整が出来ないため、濃度の濃い洗剤で確実に綺麗にしてから使います。

較正中

この写真は釣りをしているわけではなく、較正球をちょうど送受波機の真下になるように竿3本で数センチ単位で微調整してます。

較正中②

船橋では較正球が送受波機の真下になるように各船員に指示を出します。
各周波数で反射強度を計測し、データを収録して補正に必要な値を得ます。