漁業調査船「たじま」業務日記
ベニズワイ調査
調査年月日:平成28年6月6日~8日
調査海域:但馬沖(水深800m~1,500m)
調査用具:深海用桁網・カニ籠(ズワイ調査用かご)
調査目的:日本海において桁網及びカニ籠によるベニズワイガニの採集調査を行い、水深帯別の分布密度、甲幅組成を継続的に把握する。
①調査海域
地図上の赤線で囲んだ但馬沖の水深800から1,500mの海域が調査海域です。
②カニ籠調査準備完了
今回使用しているロープの長さは約4,000mです。カニ篭は20篭準備しました。
③餌取り付け準備完了
カニ篭の餌は冷凍鯖を使っています。このあと篭に餌をつけます。
④カニ篭投下
餌の鯖を付けた篭を順次投入していきます。
⑤深海用桁網投入
これを使用することによって、カニ篭では入らない稚ガニや脱皮期のカニを採ることができます。
⑥大量の泥とともに!
桁網が揚がり水深1,000mの泥とともにベニズワイが揚がります。
泥の中からベニズワイを探しました。
⑦入網物
今回の桁網で入っていたベニズワイです。これから脱皮を繰り返し立派なカニへ成長していきます。
⑧揚げ篭作業中
約4,000mのロープをウィンチで巻きながら篭を取り外して、カニを出します。
⑨カニ計測中
採れたベニズワイを雄雌選別し、成熟度を見て鋏脚と甲幅の大きさ等を計測しています。