漁業調査船「たじま」業務日記
スルメイカ漁場一斉調査
調査年月日:平成26年6月30日~7月4日
調査海域:兵庫県~鳥取県沖海域
総航海距離:498海里(約922km)
調査定点:スルメイカ釣獲試験(4定点)、海洋観測(17定点)
使用漁具および用具:自動イカ釣機・水温塩分計
調査方法:①海洋観測…海底または水深500mまでの水温・塩分の観測
②釣獲試験(採集試験) … 自動イカ釣機を用いたスルメイカの採集
調査目的:日本海で漁獲されるスルメイカ(前年の秋季に発生した群)を対象に、その来遊量および分布状況を把握し、長期漁況予報の資料及びABC(=生物学的許容漁獲量)を算定するための基礎資料を得ることを目的とする(日本海区水産研究所を中核として、日本海に面した関係県で一斉に調査を実施しています)。
仕掛け(疑似餌)
明るいうちにイカ釣り機に装着する仕掛けを準備しておきます。
汐帆(シーアンカー)投入!
汐帆は海底まで下ろすのではなく、紅白の部分が海の中でパラシュートの様に開き、風に対して船を平行に保つ役割をします。写真の状態からパラシュート部分が徐々に開いていき、船が安定します。
点灯!!
集魚灯に明かりが入りました。20時から翌日4時までの8時間、試験操業を行います。集魚灯は日焼けするぐらい非常に強い光を発します。デッキにいる間は目を保護するため、サングラスを着用しています。
測定
釣れたスルメイカは船上ですぐに大きさ(外套背長)を測定します。