漁業調査船「たじま」業務日記
ホタルイカ計量魚探調査
調査年月日:平成26年2月20日
調査目的:香住沖において、ホタルイカの来遊状況をモニタリングし、漁場形成メカニズムを明らかにする。
調査海域:香住沖(水深175~250m)
使用漁具:「たじま」所有の計量魚探(KFC-3000)、調査用半中層トロール網(コッドエンド16節,カバーネットモジ網240径)
調査内容:計量魚探を使って水深200m前後の海底付近における魚探反応を収録するとともに、調査用半中層トロール網による試験操業(3ノット、30分曳き)を行う。
カバーネット付き半中層トロール網
半中層トロール網を細かな網目のカバーネットで覆うことで、ホタルイカだけでなく、網目を抜け出たオキアミやウミノミ等、ホタルイカの餌となる生物も採集します。(写真の白地の部分がカバーネットで覆われているコッドエンドです。)
カモメ
人間にとっておいしいものは、鳥にとってもおいしいようです。
ホタルイカ
半中層網で漁獲されたホタルイカです。
餌生物
カバーネットで漁獲されたオキアミ等、ホタルイカの餌となる生物です。小さいですが、食物連鎖において重要な役割を担っていると考えられます。