漁業調査船「たじま」業務日記
沿岸定線観測調査
調査年月日:平成25年09月30日~10月1日
総航海距離:250海里(約463km)
調査定点:13定点
調査用具:CTD(水温塩分計)・水温計・透明度板
調査内容:①海底または水深500mまでの水温・塩分計測
②透明度
③改良型ノルパックネットによる卵稚仔採集(沿岸寄りの7点)
調査目的:暖・冷水域における海況の変化を把握し、これらの情報をもとに海況変動の法則性を解析して、主要な水産資源の漁場形成および海況予報に関わる海況の季節的・経年的変動の傾向を予測する。多獲性浮魚類であるイワシ類・スルメイカ・マアジ・マサバ等の卵・稚仔の分布状況や、各年の分布に関する情報を把握し、浮魚類の資源変動を予測するための基礎資料を得る。
CTD
観測調査には欠かすことのできないCTD(水温塩分計)です。非常に高価な機器なので、ぶつけたりしないよう取り扱いに注意します。
不具合発生!(CTD)
いくら注意して扱っていても、不具合が生じることもあります。今回の原因は、アーマードケーブル接続部分の断線でした。できる限り船上で対処し、調査に支障が生じないようにします。
船のお仕事(夜航海見張り編)
夜航海時、船舶には法律で定められた灯火を表示して航行しています。他船から見て、その灯火の識別を妨げることのないように、写真のようにブリッジ(船橋)内は最小限の明かりしか点けずに見張りを行います。
船のお仕事(機関室見回り点検編)
船の心臓とも言える機関室の見回りは、とても大切な業務の一つです。オイル漏れ・浸水の有無、各機器の温度・圧力等の異常の有無の点検がメインです。