漁業調査船「たじま」業務日記
底びき漁期前調査
調査年月日:平成25年8月5~6日および19~23日
調査目的:日御碕沖から但馬沖にかけてトロール網による試験操業を実施し、ハタハタ、アカガレイ等の分布状況、体長組成等の生物情報を取得します。エチゼンクラゲの出現状況についても情報収集します。
調査海域:日御碕沖~但馬沖に設定した計24定点
使用漁具:「たじま」所有の着底トロール網
調査内容:設定したエリア内の観測点付近でトロール網による試験操業を実施し、入網物の総重量、魚種別の個体数と重量、主要種の体長(パンチング)を計測し、精密測定標本の確保を行います。またトロール入網物中におけるエチゼンクラゲの出現状況を記録します。
ハタハタ
隠岐周辺での一網目が上がってきました。すでにハタハタが網目から多く確認できます。
開放!
やはりハタハタが大量でした。この大量の漁獲物を次の操業ポイント到着までに計測を行います。
選別作業
黙々と魚種別に分けていきます。しかし、刻々と時間は過ぎていきます。甲子園では高校球児が熱戦を繰り広げる中、たじま一同も一戦こなしました。
測定作業
重量の計測以外に大きさも測定します。わんこそば早食い競争の要領で、一尾済めばまた一尾と、おわんにそばを入れるかのごとく、測定板に魚をのせて、次々とスピーディーに測定します。
エチゼンクラゲ
24定点中13点で入網を確認しました。但馬沖での入網はありませんでした。
報告会
8月27日に報告会を行いました。漁業者の皆さんを前に弁論にも力が入ります。操業の参考にして頂ければ幸いです。漁業者の皆さんの御安航をお祈りします。