漁業調査船「たじま」業務日記
操練(非常時)
実施年月日:平成24年09月21日
実施場所:香住漁港東港 調査船たじま
訓練内容:①船体放棄(非常配置表に基づく訓練)
②初期消火訓練
③非常操舵訓練
訓練目的:安全運航と非常時における乗組員および研究員の人命・財産をより安全に守り、速やかな行動で対応できるように行うものとする。
膨張式救命いかだ
まず緊急時にしっかり対応できるように説明を受けます。この白く丸いカプセルを海中に落とすと自動的に開きます。もし船体から直接切離せなくても水圧がかかると開きます。その中には食糧など必要最低限のものが備え付けられています。
レーダー・トランスポンダ準備!
捜索を行う船舶・航空機から発射されるレーダー波を受信すると応答信号を発射し、捜索側に生存者の位置を知らせる救命設備です。有ると無いとでは、捜索の明暗を大きく分けます。
消火訓練開始!
火災が起きたと想定しての訓練です。ホースからは船底から取り込んだ海水を放水しています。見た目以上にホースにかかる水圧が大きいので二人がかりで持ちます。
舵機室
油圧の故障などで舵が利かない場合は、舵機室に入りブリッジからの指示を電話で受け、手動で舵を切ります。写真手前の乗組員が持つ、長いレバーを上下に動かすことで舵の角度が変わります。すぐには変わらないため何度も何度も動かします。