漁業調査船「たじま」業務日記
ホタルイカ・ハタハタ調査
調査年月日:平成24年2月29日・3月1日
調査目的:香住沖において、ホタルイカの来遊状況をモニタリングし、オキアミなどの出現状況を把握する。
調査海域:香住沖(水深175~250m)
使用漁具:(1)「たじま」所有の調査用半中層トロール網(コッドエンド16節)
(2)フレームトロールネット(2.25×2.25m方形、目合モジ網240径)
調査内容:(1)調査用半中層トロール網による試験操業(3ノット、30分曳き)
(2)フレームトロールネットを使用し、海底付近の魚探(高周波)に強く映る反応を見ながら海底上5~10m層を2.5~3ノットで
曳網する。
ホタルイカ
2月29日に行った、半中層網に入ったホタルイカです。持ち帰り、詳しく調べたところ、オスと交接前のメスが多いことが分かりました。
鱈(タラ)
全長93㎝の大きなマダラが入網しました。ここまで大きなマダラの入網は珍しいです。
準備完了!
フレームトロールを準備しました。ネットの網目が細かいので、半中層網では捕獲できない、餌となる小さな入網物まで確認できます。
オキアミ・ヨコエビ
フレームトロールネットに入った入網物です。245m帯ではオキアミ、215m帯ではヨコエビが多数確認できました。ちなみに、ヨコエビはハタハタの大好物です。これも、持ち帰りもっと細かく調べます。※写真は左:オキアミ、右:ヨコエビです。