漁業調査船「たじま」業務日記

カレイ類幼稚魚調査…小型桁網操業

調査年月日:平成23年12月14日
調査目的:但馬沖におけるカレイ類の幼稚魚の分布、餌生物の分布などを明らかにし、増殖場造成の基礎資料を得る。
調査海域:但馬沖(水深175~250m)
使用漁具:小型ソリ付き桁網(開口幅1.8m、高さ0.5m、袋網目合14節)
調査内容:小型桁網操業を行い、現時点でのカレイ類幼稚魚の発生状況を把握する。

操業開始

桁に付いているソリを利用し、船上から送り出しました。これからロープをつなぎ変えて、海底まで下ろして行きます。

調整

船尾の作業状況を確認できるこの場所で、水深・海の状態・ロープの状態等、様々な事に注意を払いながらロープを繰り出して行きます。

カバーネットの細かな入網物

コッドエンド(網の終端部)から抜け出た入網物です。カバーネットを装着することで採取できました。水深250㍍・225㍍では、春の餌生物として重要なオキアミが多数確認されました。

集中!!

細かな入網物の中からカレイの幼稚魚を探します。小さなものは全長4㎝程度で、まだまだ色素も薄いので見つけるのにも一苦労です。