漁業調査船「たじま」業務日記
カレイ類増殖場調査…小型桁網(けたあみ)操業
調査年月日:平成23年9月1日
調査目的:但馬沖におけるカレイ類の幼稚魚の分布を明らかにし増殖場造成の基礎資料を得る
調査海域:但馬沖(水深175~250m)
使用漁具:小型ソリ付き桁網(開口幅1.8m、高さ0.5m、袋網目合14節)
調査内容:小型桁網操業を行い、現時点でのカレイ類幼稚魚の発生状況を把握する。
巻き上げ
桁が上がってきました。この後、桁の先につながっているロープでデッキ上まで巻き上げます。
入網物取り出し
コッドエンド(網の終端部)を網目の細かいカバーネット(写真上:黒い網)で覆っています。こうする事で、普段網目から抜け出している小さな入網物も採補することができます。
カバーネットに入り込んだ入網物
ほとんどが小さいクモヒトデやオキアミ類ですが、目的のカレイの幼稚魚も入っていました。
精密に!!
カレイの幼稚魚から成魚まで採補することができました。ノギスを使用し、大きさを一尾ずつ丁寧に測定していきます。