漁業調査船「たじま」業務日記
底びき漁期前調査
調査年月日:平成23年8月10~11日および17~20日
調査目的:日御碕沖から但馬沖にかけてトロール網による試験操業を実施し、9月から始まる底びき網漁期直前のハタハタ、アカガレイ等の分布状況、体長組成等の生物情報を取得する。エチゼンクラゲの出現状況についても情報収集する。
調査海域:日御碕沖~但馬沖に設定した5エリア
使用漁具:「たじま」所有の着底トロール網
調査内容:設定したエリア内の観測点付近でトロール網による試験操業を実施し、入網物について魚種別個体数・総重量の計測と、主要種のパンチング、精密測定標本の確保を行う。また操業中・エリア移動中の海表面と、トロール入網物中におけるエチゼンクラゲの出現状況を記録する。
5エリア
但馬沖(10・11日操業)、大山沖(17日操業)、日御碕沖(18日操業)、隠岐北方(19日操業)、隠岐東方(20日操業)
8月19日-①
隠岐北方エリア、水深190m帯での漁獲物です。多く見えるのはハタハタです。
8月19日-②
隠岐北方エリア、水深210m帯での漁獲物です。ニシンが多く入りました。
8月20日
隠岐東方エリア、水深210m帯での漁獲物です。ここでもハタハタが多く入りました。また、エチゼンクラゲの入網はすべての操業点でありませんでした。今回の調査結果の詳細については8月26日に公表予定です。漁業者の皆様には操業の参考にして頂ければ幸いです。