漁業調査船「たじま」業務日記
スルメイカ漁場一斉調査
調査年月日:平成23年6月28日~7月1日
調査海域:兵庫県~鳥取県沖海域
総航海距離:498海里(約922km)
調査定点:17点(海洋観測点)
使用漁具および用具:自動イカ釣機・水温塩分計
調査方法:①海洋観測…海底または水深500mまでの水温・塩分の観測
②釣獲試験(採集試験)…自動イカ釣機を用いてスルメイカの採集
調査目的:日本海で漁獲されるスルメイカ(前年の秋季に発生した群)を対象に、その来遊量および分布状況を把握し、長期漁況予報の資料及びABC(=生物学的許容漁獲量)を算定するための基礎資料を得ることを目的とする(日本海区水産研究所を中核機関となり、日本海の関係県が共同で一斉調査を実施しています)。
海洋観測
日中は海洋観測を行って調査点を移動し、夜に釣獲試験を行います。
集魚灯
釣獲試験を行うため、集魚灯を点けてイカを集めます。
イカ釣機
写真は左舷側で3台並んでいます。反対(右舷)側も同様にイカ釣機が並びます。
イカ釣機の流し台
釣られたイカが針から外れて、流し台を滑ってきます。
スルメイカ
デッキに取込まれたイカを集めます。今年の調査では、多い日で一晩(20時から4時までの8時間操業)約800尾の漁獲がありました。
船上にて
100尾の大きさを測定し、50尾を冷凍保存して持帰り精密測定を行います。