漁業調査船「たじま」業務日記

底びき調査(ホタルイカ)(平成22年4月15日)

調査年月日:平成22年4月15日
調査目的:香住沖において半中層トロール網による試験操業を実施し、ホタルイカを採取して来遊状況をモニタリングする。
実施海域:香住沖(水深190、220m)
使用用具:「たじま」所有の調査用半中層トロール網(コッドエンド16節)
調査内容:調査用半中層トロール網による試験操業(3ノット、30分曳き)

揚網中

網の巻取りで左右差が発生し、黄色い浮を付けたネットレコーダー(*)が下がり気味です。デッキに落下して破損する恐れがあるため、ゆっくりと慎重に巻き上げます。
*ネットレコーダー:網の入口に送受波器を装備して海底・水面との位置関係が分かります。

漁獲量測定

写真では見えませんが、吊上げた際にテンションメーター(量り)で総重量を測定します。この時は370kgでした。

仕分け作業

網を開くとたくさんの漁獲物が出てきました。これらを魚種別に仕分け、体長や重量等を記録していきます。小型のハタハタも混じりました。

スズキの好物?

胃の内容物です。今回は珍しくスズキの入網があり、胃にはホタルイカが多く見られました。