漁業調査船「たじま」業務日記
カレイ類増殖場調査・・・小型桁網操業(平成22年3月1、30日)
調査年月日:平成22年3月1・30日
調査目的:但馬沖におけるカレイ類の産卵水深や幼稚魚の分布、餌生物の分布などを明らかにし増殖場造成の基礎資料を得る。
調査海域:但馬沖(水深150~225m)
使用漁具:小型ソリ付き桁網(開口幅1.8m、高さ0.5m、袋網目合い14節)
クモヒトデが多数存在する水深200m付近でのカレイ類幼稚魚の採集用に新規設計
調査方法:小型桁網操業を行い、現時点でのカレイ類幼稚魚の発生状況を把握する。
巻き上げ
桁が揚がってきました。この後、写真上に見えるロープを引張りデッキに取込みます。
予定通りの・・・
主要対象種のアカガレイ、ヒレグロの幼稚魚です。他にもハタハタやカレイ成魚も混じっています。
ツノナシオキアミ
春に多くなり、カレイ類やハタハタの餌にもなります。東北の太平洋側では重要な沿岸漁業対象種となっていて、大半は養殖餌料及び釣餌に用いられます。
これは何でしょうか?
長靴にたくさんのバイ類の卵が産み付けられた状態です。1センチほどの大きさの卵が割りときれいに並んでいます。模様みたいですね。