漁業調査船「たじま」業務日記

沿岸定線観測調査(平成21年9月28~29日)

総航海距離:240海里(約444km)
調査定点:13点
調査用具:水温塩分計・水温計・透明度板・採水器・改良型ノルパックネット
調査内容:①海底または水深500mまでの水温・塩分計測
②透明度
③深層海水の採取(定点8)
④改良型ノルパックネットによる卵稚仔採集(沿岸寄りの7定点)
調査目的:暖・冷水域における海況の変化を把握し、これらの情報をもとに海況変動の法則性を解析して、主要な水産資源の漁場形成および海況予報に関わる海況の季節的・経年的変動の傾向を予測すること、また、多獲性浮魚類であるイワシ類・スルメイカ・マアジ・マサバ等の卵・ 稚仔の分布状況、並びに各年の分布に関する情報の蓄積から明らかとなる卵・稚仔の分布の経年変化を把握することを目的としています。

季節は・・・

夏も終わり、徐々に秋らしい空へと変わってきました。

CTDによる観測

この機器で水温・塩分計測と採水を行います。
周りに付いている筒が採水器でパソコンからの指示により、任意の水深で採水できます。

CTD投入

機器が大型化した事と、海面からの高さのため細心の注意を払っての作業です。

よく見えます

直径30cmの透明度板を使い透明度を測定しています。真っ直ぐに投入するのはなかなか難しいです。この日の透明度は20m前後でした。