漁業調査船「たじま」業務日記
底びき漁期前調査(平成21年8月17~21日および25日)
調査年月日:平成21年8月17日~21日および25日
調査目的:隠岐南西から但馬沖にかけてトロール網による試験操業を実施し、漁期前のハタハタ、アカガレイ、ズワイガニ等の分布状況、体長組成等の生物情報を取得すること。および鳥取県水産試験船「第一鳥取丸」と並行操業を行い、トロール網の漁獲効率を比較する。
調査海域:隠岐南西~但馬沖に設定した5エリア
使用漁具:「たじま」所有の着底トロール網
調査内容:入網物について魚種別個体数・総重量の計測と、主要種のパンチング、精密測定標本の確保を行う。調査点のうちの10点では「第一鳥取丸」と並行操業を行う。また、エチゼンクラゲの出現状況を記録する。
鳥取県水産試験船「第一鳥取丸
今回は3エリア10点で「第一鳥取丸」と並行操業を行いました。
投網
事前準備として作業甲板にある程度網を捌いてセットしておきます。
続いてオッターボードの投入です
写真は右舷の作業中です、オッターボード(開口板)とは網の少し前側に付いて網の先端を左右に広げます。
入網総重量の計測
コッドエンドを入網物ごと吊り上げて重さを計ります。
入網物
どの操業点でも「エチゼンクラゲ」の入網がありました。過去の年と比べ傘の径が小さい物も混じっていました。今後の動向に注意が必要です。
網繕い
写真は夕方次の操業エリアに移動中、網を繕っている模様です。