漁業調査船「たじま」業務日記

カレイ幼稚魚採集調査(平成21年5月20・21日)

調査目的:カレイ類幼稚魚を定量採集するための漁具調整と曳網方法確立を目的とする。
調査海域:香住沖(水深100~230m)
使用漁具:ソリ付き桁網(開口幅1.8m、高さ0.5m、袋網目合14節)
調査内容:桁網を曳網し、ネットレコーダー、チェーンやソリのスレ具合、入網物などを確認しながら、漁具・副漁具の調整と曳網方法の確認を行った。

なお、この調査をもって現「たじま」による全ての調査が終了しました。
21年間ありがとうございました。

桁網

今回使用する桁はステンレス製です(前回は鉄製でした)。海底に接する部分がソリ状になっています。中央に付いているのは水中ビデオカメラで、網に入る漁獲物や海中の網の状態を撮影します。

投網

海面まで桁を降ろし、トロールウインチのワイヤーに切り替えます。

選別作業

漁獲物は魚種別、ごみ等に全て選別し、計量・計測を行います。

お目当ての

主要対象種のカレイ幼稚魚です。ヒレグロやアカガレイの入網が確認できました。