漁業調査船「たじま」業務日記
操練(非常時)(平成20年9月2日)
実施場所:香住漁港東港
訓練内容:①船体放棄(非常配置表に基づく訓練)
②初期消火訓練
③非常操舵訓練
④救命胴衣訓練
目的:安全運航と非常時における乗組員および研究員の人命・財産をより安全に守り、速やかな行動で対応できるように行うものとする。
救命筏
重大な損傷等によりやむをえず船体を放棄しなければならない場合、救命筏を展開して移乗します。この時の集合場所、諸室からの経路、各人の携行品等を確認したうえ、救命筏離脱装置の手動操作の手順を再確認しました。
初期消火
まず、最初の段階で消火器を持って現場に急行します。各人、自分の居場所で一番近い消火器の場所と種類を把握して、速やかな行動が求められます。状況により海水を用いた消火活動に移行します。写真は備え付けの消化ホースを使った放水です。
非常操舵(1)
舵取機や電気等に故障が発生した場合、復旧を試みる間、船の安全を確保するために外部見張りの強化や信号旗による自船状態の表示等を行います。
非常操舵(2)
舵機室内に配置された人員は手動でポンプを動かして圧力をかけ、操舵室(ブリッジ)からの指示で舵をきります。
救命胴衣着用(1)
漁撈作業時に着用するカッパと長靴、簡易ライフジャケットを着けて海に飛び込みました。
救命胴衣着用(2)
入水してからどれくらいでガスが噴出して膨らむか、どういう状態で浮いていられるか? 波のない港内では写真のような状態です。