漁業調査船「たじま」業務日記
スルメイカ漁場一斉調査(平成20年6月30日-7月4日)
調査海域:兵庫県~鳥取県沖海域
総航海距離:446海里(約825km)
調査定点:17点
使用漁具および用具:自動イカ釣機、水温塩分計
調査方法:①海洋観測・・・海底または水深500mまでの水温・塩分の観測
②釣獲試験(採集試験)・・・ 自動イカ釣機を用いたスルメイカの採集
目的:日本海で漁獲されるスルメイカ(前年の秋季に発生した群)を対象に、その来遊量および分布状況を把握し、長期漁況予報の資料及びABC(=生物学的許容漁獲量)を算定するための基礎資料を得ることを目的とする(日本海区水産研究所を中核として、関係道県で一斉に調査を実施しています)。
観測
観測点に到着です、水温塩分計の準備完了。写真は7月3日の正午近くの海況です。
潮帆(パラシュートアンカー)
名前のとおりにパラシュートを海中へ投入して船の向きを安定させます。
操業開始
集魚灯を点灯し自動イカ釣り機を運転します。操業時間は20時から翌04時までの8時間で1台1時間当たりの漁獲量(尾数)を算出します。
スルメイカ
体の表面(色素)が変化します。
計測
パンチングにより体長を記録していきます。
水産庁
7月3日の朝方、次の観測点へ移動中に水産庁の船舶が近づいてきました。