日本海を知る
「但馬水産技術センター」ってどんなところか分かりますか?
兵庫県美方郡にある「但馬水産技術センター」は、兵庫県の北側に面した「日本海」で採れる海産物のことや、海の中の環境について研究している施設です。
日本海で採れた海産物を安心して食べてもらう。毎年安定して海産物が食卓に並ぶ。
そのための研究を行っています。
※現在(R5.4.1~)見学は休止中です。
施設見学の受け入れも行っています。
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日本海では、沖合底びき網、イカ釣り、かにかご、定置網などの漁業が行われています。
沖合底びき網漁業
15~95トンの漁船を使用し、水深100~500mの海域でズワイガニ(松葉ガニ)、カレイ類、ハタハタ、ホタルイカなどをとります。
いかつり漁業
主に10トン未満の漁船で行います。春のスルメイカに始まり、初夏のケンサキイカ(シロイカ)、夏のソデイカ(アカイカ)へと、イカの種類を変えながら続きます。
べにずわいかにかご漁業
かごの中にエサをしかけて、水深800~2000mの海底にすむベニズワイガニをとります。
定置網漁業
大型のものは大敷網ともいい、主にブリ類やアジなどの回遊魚をとります。
魚は漁獲して数が減っても、卵を産んで元どおりに増えることができます。ただし、一度にたくさんとりすぎると、なかなか元の数にはもどりません。また、浅瀬が埋め立てられて、産卵場所や稚魚のすみかになる干潟や海藻がたくさんある藻場が少なくなっています。
そこで魚を減らしてしまわないように漁業のルールを決めて、稚魚を放流したり、産卵場を作ったりしています。
資源管理型漁業の主な取り組み
ベニズワイガニの資源保護のため、若齢ガニ用の脱出リングを設置した漁具の開発・試験を行ったところ、漁獲量と資源の回復が確認されています。
底びき網にズワイガニ用の脱出スリットを設けた漁具の改良を行いました。但馬地域の沖合底びき網漁船で導入され、ズワイガニの保護を行っています。
- 産卵前の親魚や小さな魚はとらない
- 魚をとらない期間(禁漁期間)を決める
- とってよい魚の量を決める
- 使う漁具や漁法を決める
- 魚のエサ場や産卵場を作る
- 稚魚を放流する
但馬水産技術センターでは、主に日本海の魚介類や漁業と、当施設の仕事内容をビデオを使って紹介します。
※現在(R5.4.1~)見学は休止中です。
施設について
1階では日本海の様子のほか、漁業、漁法についての紹介コーナー(写真1)があります。同時に底曳き網の実物に近い模型(写真2)も展示してあります。その他センターの役割、加工製品の紹介コーナー(写真3)などがあります。
2階へ続く階段では海の深さと生き物との関係がわかるようになっています。2階では漁や水産加工などのビデオをみることができます。魚、漁業、海のことで質問があればスタッフが答えます。
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※現在(R5.4.1~)見学は休止中です。
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