赤潮情報

赤潮とは、春~秋季の高水温期に、降雨による河川からの栄養の流入、日射量の増大などによりプランクトンが異常発生し、褐色等に着色した状態をいいます。 また、赤潮の原因となるプランクトンの種類によって、漁業被害を引き起こすものと引き起こさないものがあります。
赤潮による漁業被害を防ぐため、水産技術センターでは、水温、塩分、水質、プランクトンなどの調査を行うとともに、近隣府県と情報の交換を行い、赤潮情報を発信しています。
なお、この情報は、魚類養殖業者等に注意を呼びかけるためのものであり、対象プランクトンの発生により魚介類が毒化することはなく、本県水産物の安全性に問題はありません。


赤潮情報 最新号

2024-06-25赤潮情報 AK-06-08号(播磨灘北部・臨時)

6月24~25日に赤潮プランクトン調査(播磨灘北部:臨時調査)を実施しましたので、その結果をお知らせします。

【概況】

・相生湾の湾東部の一部で確認された着色は有害赤潮プランクトンのヘテロシグマ・アカシオによるものでした。その他の有害種、有毒種は確認されませんでした。

・先週の6月17日まで着色が確認されていました二見人工島周辺の水路では赤潮プランクトンは確認されませんでした。

・赤潮の発生しやすい時期をむかえますので、海域の着色状態にご注意願います。



赤潮ネット(赤潮分布情報)

国立研究開発法人水産研究・教育機構水産技術研究所環境・応用部門沿岸生態システム部有明海・八代海グループが管理・運営する「赤潮ネット(赤潮分布情報)」でも随時データ登録を実施しています(当センター登録データは速報値ですので、後日変更される場合があります)。有害プランクトンの分布状況を、海域別・発生種別・期間別ごとに確認することができます。